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打ちのめされるようなすごい本 (米原 万里) [本]

大ファンだった米原万里さんの本を読み返しています。
彼女の書評を集めた本だけど、これを読んでいろいろな
本をポチってしまいました。

ただ、親友・田丸公美子さんの「シモネッタの男と女―
イタリア式恋愛力 」を読んだ時から、万里さんほどの人が
どうして西洋医学を拒否し、科学的根拠の薄い民間療法に
頼ったのだろうと不思議に思ってきました。

今回改めて読み返してみると、死の直前に書かれた書評が
がん治療記になっており、客観的に書いてありますが、
読んでいて胸が詰まりました。

外科医の父の話によると、欧米では手術で切らずに放射線で
治すことも多く、成績もそれなりにいいらしいのですが、
手術ならしっかり取れたはずのがんがあった場合に怖いそうで。
民間療法については勧めやしないけど、患者さんがそうしたいなら
尊重するという話をしていました。

延命することが必ずしも正しいとは思わないので、万里さんには
万里さんのお考えがあったと思いますが、この本で長年の謎が
少し解けてきました。


↓だいぶ前に読んだので、覚えていない内容も多かったです。
打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

  • 作者: 米原 万里
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/05/08
  • メディア: 文庫

↓前から欲しいと思ってた本でしたが、紹介されていたのでポチりました。
亡命ロシア料理

亡命ロシア料理

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 未知谷
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本

↓万里さんとの出会いから別れを綴った最終章は本当に泣けます。
シモネッタの男と女―イタリア式恋愛力 (文春文庫)

シモネッタの男と女―イタリア式恋愛力 (文春文庫)

  • 作者: 田丸 公美子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/02/08
  • メディア: 文庫


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