しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊) [本]
「とと姉ちゃん」はずっと見ていなかったのですが、雑誌を
立ち上げるところから見始め、そこそこはまっています。
職業柄、朝が遅いので朝ドラ時間は寝ていることが多いのですが、
それでも「梅ちゃん先生」と「花子とアン」はわりと見ました。
朝ドラは戦前から戦後を描くものが多いけど、その時代の衣装と
女性の生き方と描かれ方も気になります。
当時の25、6歳は今でいう35〜40歳くらいではないかと
思いますが、25、6歳で出版社を立ち上げるとは、「暮しの手帖」の
大橋鎭子さんはバイタリティにあふれる人だな、と。
私の両祖母は1922年生まれなので大橋鎭子さんより2歳下の
同世代ですが、ずいぶん違う人生を歩んだように思いました。
(大橋鎭子さんは1922年まで岩内郡共和町に住んでいたようなので
祖母が生まれた年まで同じ町に住んでいたことに)
地元の女学校を優秀な成績で卒業した祖母は歯医者になりたいと親に
言ったら、「医者ならいいけど、歯医者はダメ」と言われ、そのまま
家事手伝いをしていたようです。
大学に行くこと自体に反対はされていなかったようなのですが、
あんまり本気にとられていなかったのではないかというのと、
祖母にもそこまで強い意志があったわけではないのだと思います。
(津田塾や東京女子大学に憧れていたという話もあるので)
東京ではその時代にもキャリアウーマン(職業婦人)がいましたが、
北海道の田舎ではキャリアを追求するよりも「いいところ」に嫁に
行かせることの方が現実的だったのではないかと想像します。
実際、祖母のお姉さんが札幌の名士一族に嫁いだので、「いいところ」に
お嫁に行かせるために女学校卒くらいがちょうど良かったのかな。
祖母は小樽の名士の息子と婚約したようですが、その人が戦死
してしまったので、26歳まで独身だったようです。
その世代は未婚女性も多いようですが、田舎だと特に居心地
悪かったようで、「身分的に不釣り合い(格下!)」なうちの祖父と
結婚したようです。
一方、まだ存命の母方の祖母は勉強が嫌いで不得意だったらしく、
旗を振って兵隊さんを送り出す日は授業が休講になったので
嬉しかったと今でも話しています。
一般市民の戦争への認識ってそんなものではなかったかと。
(一方、教養のあった祖父は「この戦争はおかしい」と
戦中から思っていた話は亡くなる数年前に聞きました)
原発事故の後にも「騙された」という言葉が多く聞かれたけど、
後になれば何とでも言えるし、客観的に見ることは簡単です。
私もその時代に生きていたら、あの戦争をどのように思っていたのかは
自信はありません。
ということで、「戦争中の暮しの記録―保存版」も買いました。
↓こちらも面白いです。
↓花森安治ファンにはいいかもしれません。
↓これも買いました。
↓去年、一度だけ買ったことがある。入院先の売店に置いてありました。
↓この号は献本でもらいました。
↓これも欲しいな。
立ち上げるところから見始め、そこそこはまっています。
職業柄、朝が遅いので朝ドラ時間は寝ていることが多いのですが、
それでも「梅ちゃん先生」と「花子とアン」はわりと見ました。
朝ドラは戦前から戦後を描くものが多いけど、その時代の衣装と
女性の生き方と描かれ方も気になります。
当時の25、6歳は今でいう35〜40歳くらいではないかと
思いますが、25、6歳で出版社を立ち上げるとは、「暮しの手帖」の
大橋鎭子さんはバイタリティにあふれる人だな、と。
私の両祖母は1922年生まれなので大橋鎭子さんより2歳下の
同世代ですが、ずいぶん違う人生を歩んだように思いました。
(大橋鎭子さんは1922年まで岩内郡共和町に住んでいたようなので
祖母が生まれた年まで同じ町に住んでいたことに)
地元の女学校を優秀な成績で卒業した祖母は歯医者になりたいと親に
言ったら、「医者ならいいけど、歯医者はダメ」と言われ、そのまま
家事手伝いをしていたようです。
大学に行くこと自体に反対はされていなかったようなのですが、
あんまり本気にとられていなかったのではないかというのと、
祖母にもそこまで強い意志があったわけではないのだと思います。
(津田塾や東京女子大学に憧れていたという話もあるので)
東京ではその時代にもキャリアウーマン(職業婦人)がいましたが、
北海道の田舎ではキャリアを追求するよりも「いいところ」に嫁に
行かせることの方が現実的だったのではないかと想像します。
実際、祖母のお姉さんが札幌の名士一族に嫁いだので、「いいところ」に
お嫁に行かせるために女学校卒くらいがちょうど良かったのかな。
祖母は小樽の名士の息子と婚約したようですが、その人が戦死
してしまったので、26歳まで独身だったようです。
その世代は未婚女性も多いようですが、田舎だと特に居心地
悪かったようで、「身分的に不釣り合い(格下!)」なうちの祖父と
結婚したようです。
一方、まだ存命の母方の祖母は勉強が嫌いで不得意だったらしく、
旗を振って兵隊さんを送り出す日は授業が休講になったので
嬉しかったと今でも話しています。
一般市民の戦争への認識ってそんなものではなかったかと。
(一方、教養のあった祖父は「この戦争はおかしい」と
戦中から思っていた話は亡くなる数年前に聞きました)
原発事故の後にも「騙された」という言葉が多く聞かれたけど、
後になれば何とでも言えるし、客観的に見ることは簡単です。
私もその時代に生きていたら、あの戦争をどのように思っていたのかは
自信はありません。
ということで、「戦争中の暮しの記録―保存版」も買いました。
しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 2016/03/25
- メディア: 雑誌
↓こちらも面白いです。
【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)
- 作者: 大橋鎭子
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 2016/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓花森安治ファンにはいいかもしれません。
花森安治「暮しの手帖」初代編集長 (暮しの手帖 別冊 (連続テレビ小説『とと姉ちゃん』花山伊佐次のモチーフ 花森安治の本))
- 作者:
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 2016/07/08
- メディア: 雑誌
↓これも買いました。
↓去年、一度だけ買ったことがある。入院先の売店に置いてありました。
↓この号は献本でもらいました。
↓これも欲しいな。
2016-07-30 19:27
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